調査会社（探偵）の報告書

多くの方が不倫の証拠と聞いてまず思いつくのが、調査会社の報告書だと思います。

調査会社が依頼を受けて調査した結果をまとめた報告書です。
調査の結果、ラブホテルに二人が出入りしている写真がとれたり、頻繁に不倫相手の家に行って寝泊りしていることがわかれば、有効な証拠になります。
他方、調査してもよい写真が撮れなかったり、調査した期間に二人が会っていなければ有効な証拠にはなりません。

写真・動画

配偶者と不倫相手が密会しているときの様子や不貞行為そのものを撮影した写真・動画等が典型例です。不倫した配偶者が趣味や記念のために撮影したものが多い印象です。
単に配偶者と不倫相手が二人で食事等をしているだけの写真や、ビジネスホテルの宿泊施設に出入りしている写真は、それだけでは十分な不貞行為の証拠とはいえません。しかし、ほかの証拠と合わせて有効な証拠になりえるので、捨てずに保管しておきましょう。

 音声データ

不貞行為中の音声や、不貞行為の感想など不貞行為があったことを前提とする会話の内容が録音されたものであれば、有利な証拠になります。
単に恋愛感情を示すだけの会話や二人で食事や外出をしたことを示す内容では不貞の証拠としては足りません。ただし、ほかの証拠と相俟って有効な証拠になりうるので、保管しておきましょう。

メールやSNSなどのメッセージ

不貞行為の内容や不貞行為があったことを前提とする会話があれば、有効は証拠になります。また、不倫の経緯や不貞行為の回数・頻度などがわかるものは残っていれば、慰謝料の額を争ううえで有利な証拠になり得ます。
該当部分の画面を撮影するなどして証拠として保管しましょう。

ホテル等の領収書

ラブホテルの領収書は不貞行為の事実を推認させるので、有利な証拠になります。しかし、ラブホテルの領収書では、誰と一緒に行ったかはわからないので、不倫相手にも慰謝料請求したい場合には他の証拠も必要です。

ビジネスホテル等の領収書は仕事で使ったかもしれないので、不貞行為があったとは認められにくいです。

また、高価なプレゼントの領収書なども、それ一つでは足りませんが、他の証拠と合わせて有利な証拠となりうるので、保管しておきましょう。