突然相手が家を出て行ってしまった方へ

あなたは、相手が突然家を出て行ってしまい、途方に暮れていることと思います。
前触れもなく出て行ったり、突然離婚を切り出された挙句に出て行ったり、不倫相手に走って出て行くようなこともあります。
置き手紙があって、今まで言われたこともないような不満不平が書いてあり、驚かれた方もいらっしゃるかと思います。
家財道具なども一切なくった状況を見て、呆然とした方もいらっしゃるでしょう。
あなたの今の状況において、今度どのようにすればよいか、アドバイスを致します。

目次

相手が出て行った理由の確認

まずご確認いただきたいのは、相手が家を出て行った理由に心当たりがないか、という点です。例えば離婚協議中であったとか、実は相手の不倫を疑っていたとか、何かしら思い当たる原因はないでしょうか。
置き手紙などに、今まで言われたことのないような不平不満が書いてあるならば、もしかしたら他に別の理由があるかもしれません。
あるいは、ご自身が気づいていないだけで、長年のご夫婦間でのコミュニーケーション不足が原因で、相手が夫婦生活に限界を感じ、出て行った可能性もあります。
このように、相手が出て行った理由は何か、一度冷静に考えてみてください。

お子様がいる場合

もし、あなたにお子様がいらっしゃる場合には、あなたのせいではないというメッセージをしっかりと伝えます。

状況については、正しく伝えましょう。お子様は別居の状況下で、ストレスや緊張を抱えています。別居の事実を正しく伝えないと、あなたへの不信感が生じてしまう危険もあります。

そして、たとえ突然相手が出行ったとしても、お子様の前で相手の悪口を言わないようにする必要があります。出て行った相手もお子様の親です。悪口を聞くと、お子様自信が傷付いてしまうことになります。

もちろん、突然のことですし、あなた自身にとっても非常なストレス、緊張状態になります。お子様に対して完璧に接するということができなくても気にする必要はありません。気持ちが落ち着いたら、お子様があなたを信頼し、安心した気持ちになれるように、いつも通りに接するようにすれば大丈夫です。

 

状況の把握をしましょう

事前に相手が別居しそうな様子があれば、相手の別居に備えて準備をすることができるのですが、突然出て行った場合には、何も準備をすることができません。

まずは、可能な範囲で自宅などの中を見て、状況を把握してください。
収入資料、預貯金通帳、カード類、各種契約書など、何が持ち出されて、何が残っているのか確認をしましょう。
もし、あなたの現在の状況下で相手が別居する兆候はあるけれどもまだ同居中の場合には、収入・財産資料をあらかじめ把握しておくようにしてください。

相手が出て行った後の流れ

喧嘩がきっかけでもなく、ある日突然荷物一切を持ち出して相手が出て行ったという状況では、手は事前に相当準備をしており、離婚又は別居継続の意思は固いと言って良いと思います。すでに出て行った相手から離婚を切り出されている方もいらっしゃると思います。

まずは別居して、一定期間の間に冷静に考えたい、と言ってくることもありますが、突然出ていくくらいにコミュニケーションが足りていないのに、戻ってくるということは稀です。

あなた自身で思い返してみて、確かに夫婦関係があまり良い関係ではなかったという事情がある場合は、①相手に非がある場合、②ご自身に非がある場合、③どちらか一方に非があるわけではない場合、のいずれかになります。

また、いずれでもない場合は、少なくとも表面上は夫婦関係は良好だったのですから、実は相手は好きな人ができたなどの他の理由があるか、ご夫婦間のコミュニケーションが足りなかった点があるのだろうと思います。

いずれにせよ、相手は離婚又は別居継続のために出ていき、今後は離婚するかどうかなどの話し合いを持つことになります。
相手のペースにならないように、この状況に至った経緯・理由を踏まえて話し合いをしなければなりません。

突然相手が家を出て行ってしまった方は、私たちにご相談ください

相手は、周到に準備をした上で別居をし、離婚を求めてくる可能性があります。

また、生活費が必要な場合は、婚姻費用と言って、収入に応じて生活費を相手に請求することもできます。

そのため、今後の対応については、離婚問題に精通した弁護士に相談し、対策を練っておくことをお勧めします。

当事務所では年間150件超の離婚のご相談を受けており、離婚問題に特化・精通しております。
安心してお任せください。

この記事を担当した弁護士


 

みなと綜合法律事務所 弁護士 細江智洋
神奈川県弁護士会所属 平成25年1月弁護士登録
当事務所は、離婚問題でお悩み方からのご相談を日々お受けしています。離婚相談にあたっては、あなたのお気持ちに寄り添い、弁護士の視点から、人生の再出発を実現できる最良の方法をアドバイスさせていただきます。まずは、お気軽にご連絡ください。

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