Q2 子どもの引渡しの審判では、どのような事情が考慮されるのでしょうか。
大きくは「どちらが子どもにとってより幸せなのか」という視点で判断されます。
具体的な考慮要素は、監護能力や監護環境などの父母側の事情や、子どもの年齢・性別や子どもの意思などの子ども側の事情など様々な事情が考慮されます。その中でも、特に重要なのが、従前どちらが監護の主体を担っていたのかという点です。
その為、監護の主体を担っていなかった側が子どもを連れ去った場合は、引渡しが認められる傾向にある反面、監護の主体を担っていた側が子どもを連れ去った場合、引渡しが認められない傾向にある印象があります。
Q1.子どもを連れ去られたときはどのような手段を取れるのでしょうか。
Q2.子どもの引渡しの審判では、どのような事情が考慮されるのでしょうか。
Q3.子どもの引渡しを命ずる仮処分や審判の決定に相手が従わない場合はどうすれば良いのでしょうか。
Q4.人身保護法に基づく子の引渡し請求というのがあると聞きましたが、これはどのような時に認められるのでしょうか。